最近、外国人観光客がすごく増えたと感じませんか。実は、ホテルの宿泊費が高騰していて、「民泊」が再び大注目されているんです。
「民泊って何?」という方もいらっしゃると思います。簡単に言うと、一般の住宅やマンションを旅行者などに貸し出すサービスのことです。Airbnb(エアビーアンドビー)とかで見たことがあるかもしれませんね。

今回、当社が実際に民泊運営をスタートした経験をもとに、「オーナー目線」で民泊の魅力や収益性について、わかりやすく解説します。「民泊って儲かるの?」「どうやって始めるの?」「大変じゃない?」といった疑問にもお答えしていきますよ!
また、毎月の運用実績も報告させて頂きますので、是非ご参考にしてみて下さい。
今回、民泊運営だけではなく、旅館業を取得しての運用を目指しています。そのあたりの事情も追々ご案内しますね。
目次
- 今回、民泊を始めた物件、大公開!
- 物件のココがすごい!
- 家賃収入と比べて、どれくらいお得?
- 民泊運営のいろんな方法、教えます!
- 自分でやる?プロに任せる?
- 「オーナーポジション」と「運用代行」、今回どっちを選ぶ?
- 民泊の始め方、全部見せます!(次回予告)
1. 今回、民泊を始めた物件、大公開!
今回、ご縁があり、新築マンションをオーナー様から直接購入させていただきました! そして、このマンションで民泊運営をスタートさせました。
物件は、こちら!


中野新橋駅から徒歩8分!「川島商店街」の角地にある、青いストライプがカッコいい建物です。
川島商店街の情報は、下記をクリック↓
・物件のココがすごい!
- 駅近!: 中野新橋駅から徒歩8分。新宿や渋谷へのアクセスも抜群!
- 商店街の中!: 活気あふれる川島商店街の中にあります。お買い物にも便利で、観光客にも喜ばれること間違いなし!
- 角地で目立つ!: 四角形の角地にあるので、見つけやすくてインパクト大!
- おしゃれな外観!: 青いストライプが目を引く、スタイリッシュなデザイン!
隣にはスーパー、向かいにはお茶屋さん、和菓子屋さん、中華風家庭料理屋さんがあります! 地元の人にも愛される、店舗と住宅が共存する素敵な商店街です。 「夜にちょっと騒いでも許してくれそう」なんて、勝手に期待しちゃってます(笑)。



・家賃収入と比べて、どれくらいお得?
民泊の魅力は、なんといっても収益性の高さ!普通の賃貸と比べて、どれくらい収入が見込めるのか、シミュレーションしてみました。
まずは、借りる人の目線で、いくらで借りているのか」を見てみましょう。
- 賃貸物件の家賃は、物件の特徴や立地、周辺の相場、設備の充実度などにより決まります。
今回、中野新橋の1K周辺相場を基に10万円/月額として比較したいと思います。
- 対して、Airbnb(エアビーアンドビー)の料金は、宿泊基本料金、清掃料金、追加ゲスト料金、Airbnb利用手数料などを合算した総額です
① 宿泊基本料金
ホストが設定する1泊あたりの料金で、部屋の広さや立地、エリアなどによって異なります
② 清掃料金
民泊独自の料金で、各ホストが決めています。宿泊人数は関係なく、1回のステイごとに発生します。
➂ 追加ゲスト料金
一室あたりの料金ですが、最低人数が決まっており、その人数を超えた場合は追加ゲスト料金がかかります。
④ Airbnb利用手数料
Airbnbのスムーズな運営やコミュニティサポートを支えるための費用で、予約を確定した時点で請求されます。(宿泊料金の15%程度)
今回、比較として1泊・13泊を例に試算してみたいと思います。
いずれも、「ホテルと比較して安価かどうか」で利用者は判断される為、利用料金はホテルより安価な設定を実施しています。
例えば1泊の場合、税抜きで
①宿泊基本料金 | ②清掃料金 | ➂追加ゲスト料金 | ④airbnb手数料 | 合計 |
7,000円 | 7,500円 | - | 1,050円 | 15,550円 |
例えば13泊の場合、税抜きで
①宿泊基本料金 | ②清掃料金 | ➂追加ゲスト料金 | ④airbnb手数料 | 合計 |
13,000円×13 | 7,500円 | - | 25,350円 | 201,850円 |
収入/支出 | 13,000円/泊 | 7,000円/泊 | |
収入 | 75%稼働 (30日計算) | 292,500円 | 157,500円 |
清掃料金 * | 15,000円 | 30,000円 | |
予約サイト * | 43,875円 | 23,625円 | |
351,375円 | 211,125円 | ||
支出 | 清掃料金 * | 15,000円 | 30,000円 |
予約サイト * | 43,875円 | 43,875円 | |
電気ガス水道 | 20,000円 | 20,000円 | |
ネット | 1,000円 | 1,000円 | |
カメラ・システム | 2,500円 | 2,500円 | |
消耗品 | 2,500円 | 2,500円 | |
駆け付け | 4,000円 | 4,000円 | |
代行費用(概算) | 58,500円 | 31,500円 | |
147,375円 | 135,375円 | ||
収支 | 204,000円 | 75,750円 |
- 同額にてシミュレーションを実施
例:1部屋あたりの月収
- 賃貸の場合(周辺の家賃相場): 約10万円
- 民泊・旅館の場合(宿泊料平均として):(204,000円+75,750円)÷2=139,875円

もちろん、宿泊料や稼働率によって変わりますが、賃貸で貸した場合:約10万円に対して民泊・旅館を想定した場合、約14万円で、1.4倍近くも収益がUPする計算になります!
これを物件の価値に換算すると…
- 賃貸の場合(利回り4.5%で計算): 10万円 × 8部屋 × 12ヶ月 ÷ 4.5% = 約21,330万円
- 民泊の場合: 14万円 × 8部屋 × 12ヶ月 ÷ 5% = 約26,880万円
なんと、約5,500万円も物件の価値が高くなる計算です!
(仮として、賃貸:4.5% 民泊旅館:5%で試算した場合の差額になりますので、ご注意ください。)
※あくまで概算です。実際の収益は、様々な要因で変動します。
2. 民泊運営のいろんな方法、教えます!

民泊運営には、いくつかの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを簡単にご紹介しますね。
- 自分で運営:
- メリット: 自由度が高く自分の好きなように運営できる。
- デメリット: 大変!予約管理や清掃、トラブル対応など、やることがたくさん。
- 例: 小さなゲストハウスを自分で切り盛りするイメージ。オーナー自らが観光案内をしたり、宿泊客と交流したり、自分らしい宿を作りたい人向け。
- フランチャイズ:
- メリット: 運営のノウハウを教えてもらえる。
- デメリット: ロイヤリティ(手数料)がかかるので、利益が減少。
- 例: 大手民泊ブランドの看板を借りて運営するイメージ。ブランド力で集客しやすく、運営サポートも受けられるけど、その分費用がかかる。
- 運営代行:
- メリット: 面倒なことは全部お任せ!時間と手間を節約できる。
- デメリット: 代行会社に手数料を払う必要がある。
- 例: ホテルの運営会社に、民泊の運営を丸ごとお願いするイメージ。プロに任せられるので安心、その分コストがかかる。
- オーナーポジション(サブリース):
- メリット: 安定した収入が見込める。民泊運営会社に一括で貸し出すので、空室リスクがない。
- デメリット: 自分で運営するより、収入は少なくなる。
- 例: マンションの一室を民泊運営会社に貸し出して、毎月決まった賃料を受け取るイメージ。自分で運営する手間はないけど、収入は少し抑えめ。
・「オーナーポジション」と「運用代行」、今回どっちを選ぶ?

それぞれ立場毎に、どの民泊運営にするか判断が分かれますね。
当社、従来の判断は「オーナーポジション(サブリース)」でした。
通常の賃貸よりも高く・安定した収入を得ながら、民泊運営の手間を省けるからです。
当社も過去に「自分で運営」を経験しましたが…正直、区分マンションでさえめちゃくちゃ大変でした! 賃貸管理の数倍は手間がかかります。
今回当社は、「オーナーポジション」ではなくさらに知識と経験を貯める為に、「運営代行」でスタートします。
- 「運営代行」で経験を積む!
- 将来は、オーナー様に運営を引き継いでもらったり、当社で運営したり、柔軟に対応できるようにする!
- 民泊での収益が売買金額に影響する!
(オーナーポジションの場合、賃貸金額で確定し、伸びしろが無い)
という狙いがあります。
- 民泊の始め方、全部見せます!(次回予告)

さて、今回は民泊の魅力や運営方法についてお話ししました。 次回は、いよいよ民泊の始め方について、詳しく解説します!
申請に必要な書類や工事、物件の引き渡し、家具家電の準備など、実際に当社が行った手順をすべて公開します!
- 民泊申請
- 申請に必要な書類って何?
- どんな工事が必要なの?
- 民泊+旅館業での運用ってどうして?
- 引き渡し
- 引き渡しって何をするの?
- インターネットや電気・ガス・水道の手続きは?
- 近隣への挨拶は必要?
- 銘板
- 物件の名前はどうやって決める?
- 住所の表示はどうする?
- 家具家電
- どんな家具や家電を揃えればいいの?
- 火災保険は入った方がいい?
- 運営準備
- 動作確認って何?
- Airbnbへの掲載はどうやるの?
- 運営開始
- 最初の運営報告、お楽しみに!
- 消防工事
- どんな工事が必要なの?
などなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
お楽しみに!