リオトラストの森川です。
不動産オーナー様のもとには各自治体から6月頃に固定資産税納付書が届いていると思います。
この固定資産税ですが、何を基に計算されているのかご存じでしょうか?
不動産の売買を行う上での重要な項目の一つに物件の評価額があり、
評価額は固定資産税、路線価、公示価格、実勢価格、基準価格の5種類があります。
このうち固定資産税評価額が固定資産税の基になります。
今回はこの固定資産税の評価額についてご紹介いたします。
固定資産税評価額とは、固定資産課税台帳に記載された固定資産税の課税の基準となる土地・建物の評価額のことをいいます。
固定資産税額は原則、「固定資産税評価額」×標準税率1.4%で計算されます。
おおよその目安として、土地は公示価格の70%、建物は新築時の建築費用の50~70%が固定資産税評価額になると言われています。
固定資産税の評価額の評価替えの時期については3年に一度評価替えが行われます。
直近では2024年に評価替えが行われており、次回の評価替えは2027年を予定しています。
固定資産税評価額を確認する方法として主に4つの確認方法があります。
・固定資産税の納税通知書
23区内は毎年6月1日以降に不動産の所有者宛に固定資産税の納税通知書
が郵送で送られてきます。(例:令和6年分は6月1日以降に発行されます。)
この納税通知書には固定資産税の評価額に加えて、固定資産税・都市計画税の額も記載されています。
・固定資産関係証明書
関係証明書の閲覧・取得は都税事務所または、郵送での申請で行います。
23区内は毎年6月1日以降に取得が可能です。
書面上には固定資産税の評価額に加えて、固定資産税・都市計画税の額も記載されています。
・固定資産評価証明書
評価証明書の閲覧・取得は都税事務所または、郵送での申請で行います。
23区内は毎年4月1日以降に取得が可能です。
書面上には固定資産税の評価額が記載されていますが、固定資産税・都市計画税の額は記載されていません。
(参考:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shisan/syoumei.html)
・土地・家屋の名寄帳の閲覧
名寄帳の閲覧は区の都税事務所または郵送での申請で行います。
23区内は毎年4月1日以降に取得が可能です。
書面上には固定資産税の評価額に加えて、固定資産税・都市計画税の額も記載されています。
注意点として、物件の所在する区の都税事務所でのみ取得が可能です。
例)墨田区の家屋と土地 →墨田区の都税事務所で取得
名寄帳は評価証明書と異なり、同じ区内に所有する家屋と土地の情報が全て記載されます。
令和6年度については6月末まで無料で閲覧ができますので、ご希望の方はお急ぎください!
固定資産税評価額は不動産に関する税金の基礎となるので、確認しておくことで将来発生する税金の負担額を予測することができます。また土地の売却相場は固定資産評価額から算出することもできますので、売却査定にも役立ちます。
ご自身の物件の評価額が気になる方は弊社までお気軽にお問い合わせください。