2024年10月より大手が0.15%程度住宅ローン変動利上げ実施!その影響は?

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・りそな銀行
大手5銀行は10月より変動型の住宅ローンの基準金利を引き上げました。

変動金利に引上げは、今後、不動産にどのような影響がるのか?
これに対し、どのような対応、心づもりでいればよいのか?
弊社の見解を述べたいと思います。

金利0.15%上がるとどのくらい支払いに影響があるのか?

 

0.15%金利が毎月の支払額や金利分の支払いにどのくらいに影響があるのか?
35年支払ったとして計算すると下記のようになります。

例:
①借入金額:5000万円 35年ローン 金利:0.5%
②借入金額:5000万円 35年ローン 金利:0.65%
を比べてみます。

①0.5%の場合
返済総額:54,512,740円
利息分:4,512,740円
毎月の支払129,792円

②0.65%の場合
返済総額:55,916,233円
利息分:5,916,233円
毎月の支払133,134円

利息分1,403,493円up
毎月の支払3,342円up
となります。

あくまでも35年変わらなかったらシミュレーションですが、
変動金利なので、これからも金利は上がる可能性が十分にあり
さらに支払う金額は伸びてくると言われています。

変動金利のままで良いのか?

では、変動金利から、固定金利にした方が良いのでしょうか?

1%以上の上昇になるようであれば検討しても良いかもしれませんが、
まだまだ変動金利の方がお得です。

今後、景気が急激に上がることが予想されるのであれば固定金利も良いかもしれませんが、
日本がそれほどの好景気になる材料は残念ながら今のところありません。

現在借りている銀行の金利上昇角度がきつい場合は、他銀行への借り換えはありかもしれませんね。

金利が上がると、需要が落ち、不動産価格が下がると言われているが…

では、金利が上がったことで、
今後の不動産価格の動向はどうなっていくのでしょうか?

一般的に金利が1%上がると物件価格が約20%下がるとも言われています。
なので0.15%金利が上がると、物件価格が約3%下がる計算になります。

しかし、物件価格は今のところ目立った下げは感じていません。

これはインフレとの兼ね合いが影響しています。

現在、家賃は上昇傾向にあります。

不動産価格=家賃収入/利回りでも計算できますので
家賃収入が上がっている状況ですので当然、不動産価格も上がっています。

賃料価格と金利上昇とのせめぎあいで賃料が上がる傾向にある地域(都心部等)は今後も価格は上がる可能性があり

一方で、地方や、駅から離れているような需要が低い物件は、物件価格が下がっていく可能性が高いと考えられています。

今後さらに不動産の二極化が進んでいく

このように物件価格が下がらない地域・物件
金利上昇の影響を受け下がる地域・物件

不動産の二極化が進んでいくため、
不動産選びや、売却のタイミングは、より慎重にした方がいいかもしれませんね。

もちろん、現在お持ちの物件や、今後購入を検討している方のご相談お受けしておりますので
お気軽に連絡いただければと思います。