今回は2024年9月10日時点の最新の為替レートについてお知らせいたします。
海外投資家からの不動産に投資を行うことが一般的となりました。
特に高額物件にかんしては顕著で、弊社でも1億を超える物件は海外投資家からの問い合わせが圧倒的に多い印象です。
2024年8月には、過去数十年の間で最も極端な動きとなった8月の日本市場。
株式市場では、主要株価指数の下落率が1987年10月に記録したブラックマンデー以来の大きさに達する歴史的な暴落に見舞われました。
東京外国為替市場の円相場は対ドルで38年ぶりの安値から一転し、一時は年初来高値に迫る水準まで反発しています。
ドル円以外でも大きく変動があり、2024年に入り円安が続いていましたが、ドル円同様に年初来に迫る水準まで戻ってきました。
早速ですが、最新(9月10日時点)のレート水準を下記に記載いたします。
2023年12月9日と2024年4月30日、2024年9月10日の比較日本と取引が比較的多い23か国の通貨のレートを記載しています。
2024年4月30日の段階では23か国中、20か国の通貨に対して日本円が弱くなっている状況でしたが、
2024年9月10日の段階では23か国中、8か国まで戻ってきました。
円安が進む前の2019年1月と比較しても、ロシア、ブラジルでは円高が進み、以前よりも割安の状況まで戻ってまいりました。
とはいえ、全世界で見れば、まだまだ日本円は安い状況は変わりない状況で、
海外投資家からすれば、日本の物件はまだまだお得感が強い状況には変わりありません
冒頭でも、お話しさせていただいた通り、8月初めに米景気後退懸念が高まったことが原因で世界経済も大きな動きがありました。
日本ではブラックマンデー以来の歴史的株価の暴落があり、経済が混乱するかとおもいましたが、その後すぐに戻ってきたこともあり、今のところ悲観的な状況ではないのかなと感じています。
それに伴い、世界的な円安が進んでいたのが年始当初まで戻ってきております。
日本の不動産取引において特に影響しそうな通貨を見ていきます。
・香港ドル、シンガポールドル、台湾ドル、人民元
東アジア圏の香港ドル、シンガポールドル、台湾ドル、人民元の4つの通貨に対しては、依然として日本の通貨は弱くなっています。そのため、不動産売買の取引でも特にこれらの地域の方々との取引が増えていることを実感しています。
2024年4月頃から見ると円高に進みましたが、
2019年1月と比べてみれば、日本の物価が25~35%ほど安く感じる相場となっています。
相変わらず日本の物件が安く、買いやすい状況は変わらず、お問い合わせが多い状況は変わっていない状況です。
・米ドル
一時期160円を超えるほどの円安の状態でしたが、7月末頃から円高が進み現在は140円前半まで戻ってきています。
大統領選挙でトランプとハリスのどちらが選ばれるかにより、ドル円も大きく動くかと思いますので今後の動向も注意が必要です。
・英ポンド、豪ドル、カナダドル、ユーロ
2019年1月に比べて20%~30%ほど日本円が安くなっています。
2024年4月頃に比べると10%ほど円高に進みましたが、相変わらずインバウンドに関しては大きく影響が出ています。
現在の為替レート推移はいかがでしたでしょうか?
引き続き定期的に為替レート推移についてご報告させていただきます。