リモコンマニュアルの改訂と、コールセンターとの連携

エアコンが本格的に稼働し始めるのが6~9月。シーズン真っ只中になると、「故障した」という連絡も増えてきます。

そんなエアコンの問い合わせが殺到する季節に、ある管理物件の入居者様から「エアコンのリモコンが反応しないという」という連絡が弊社のコールセンターにありました。

内容としては、「今朝からエアコンが、リモコンの電池を入れ替えても反応しない」というものです。

こういった物件トラブルや質問は弊社ではまずコールセンターにて対応しています。
この場合のコールセンターから送ってもらうマニュアルで入居者様に、
①リモコンのボタンを押しながら送信部をスマートフォン等のカメラで写し送信部が光るかどうかを確認、②本体の応急運転スイッチでも作動しないかを確認、チェックをしてもらっています。

これでブレーカーのオンオフをしても反応しない場合は故障と判断し、本体の型番、年式などを聞いてメーカーに修理依頼するという流れです。

今回、入居者様からの問い合わせですが、実は故障はなかったのですが、①の部分で説明不足の点がありまして、入居者様が故障と判断してしまったということがありました。

ということで、リモコンの故障確認に関する実際弊社であった小話をしていきたいと思います。

1:問い合わせからの流れ

流れとしましては、問い合わせがあった際コールセンターから入居者様へ①、②をしてもらうように伝えてあります。

確認してもらって、どうやら①の送信部の光が確認できないということでマニュアル通りに故障しているものとしてメンテナンス業者を依頼しそのまま対応してもらったのですが、実際メンテナンス業者からは異常なしという連絡が来ました。

どういうことかと不思議に思っていたのですが、メンテンナス業者の人に詳しく聞いてみたら、どうやらアイフォンのカメラでは①の確認ができないということが分かりました。

ネットとかで調べてもリモコンの赤外線はスマートフォンなどのカメラ越しでみることで、赤外線が反応しているかどうかが確認できるという方法が出てきます。まさかアイフォンのカメラには映らないなんてことがあるとは知らず…

2:実証見分

もののついでに実際にコールセンターにて検証してもらいました。

アイフォンで確認した写真です↓

 

やっぱりアイフォンだと光ないですね。

アンドロイドだと確認できてこんな感じに光ります↓

ではアイフォンユーザーはスマートフォンで確認出来ないかというと、そんなことはなく、なんとインカメラにすることで赤外線の光を確認することができました。
アイフォンインカメラにした写真です↓

3:まとめ

 

そんなことが分かりまして、アイフォンの場合は、インカメラにすればリモコンの故障かどうかを確認できるとコールセンターにも伝えてマニュアルを改定することになりました。

些細な事ですが、確かめることで今後どうするのかの対応を変えて良くしていく機会になりました。実際最初から分かっていればこんな手間取らずに済んだでしょうからね。

日常使うことない知識ですが、機会がありましたら皆様もお手持ちのリモコンで試してみるのもいいんじゃないかと思います。