梅雨の長雨や突発的な豪雨、そして台風シーズン、雨風の直撃で郵便受け内部まで水が吹き込むことがあります。
当社でも、梅雨時期や台風シーズンには、「雨の日にポストに水が溜まってしまう」「雨の日にメールボックス内が濡れる」といったお悩みをを入居者様よりお受けすることがあります。
今回は、郵便受けの浸水問題へのDIYによる効果的な解決策について、ご説明いたします。
まず、なぜ郵便受け内部にまで雨水が侵入してしまうのか、その背景からご説明します。
建物の設計・構造、あるいは法的な規制により、郵便受けの上部にある「ひさし」の出幅や設置位置に制限があります。
特に風を伴う雨の場合、ひさしが短いために雨水が真横や斜め下から吹き付け、郵便受けの投函口から直接内部へ侵入してしまうことがあるのです。
私たちが使用している郵便受けも、鉛直15度の範囲からの水滴を防ぐ「防滴仕様」の製品ではありますが、風雨の直撃をふせぐことはできないので、結果として内部に水が溜まる原因となっていました。
この問題に対し、私たちはこれまで市販されている「ジョイントスノコ」を郵便受けの内部に設置するという対策を講じてまいりました。
スノコを敷くことで郵便物と床面の間に空間を作り、万が一水が溜まっても直接濡れるのを防ぐという狙いです。
しかし、この方法には大きな課題がありました。
市販のスノコは寸法が「幅300mm×奥行300mm」など規格化されているため、多様なサイズの郵便受けに合わないケースが頻発したのです。
小さすぎて隙間ができたり、大きすぎて入らなかったりと、中途半端な対策に留まっていました。
従来の対策の問題点を改善するするために、各郵便受けのサイズに合わせて調整できる素材がないか考えました。
様々な素材を検討する中で見つけ出したのが、100円ショップで販売されている猫よけグッズの「どんとキャット」です。
これは庭やプランターに設置し、猫の侵入を防ぐためのプラスチック製のトゲトゲが付いたシートです。
ハサミやカッターで簡単に切ることができ、写真のように円形部分の半分を切断といった細かな加工も可能で、加工性の高さが抜群です。
これにより、ミリ単位で調整し、完璧なサイズのスノコを製作することができます。
実際に「どんとキャット」を加工して郵便受けに設置したところ、その効果は絶大でした。
素材自体が持つ適度な「たわみ」のおかげで、少し大きめにカットしても内壁に沿ってピッタリと収まります。
設置後のスノコの高さは約2cmほどあり、郵便受けの高さの1/3程度を占めますが、これにより郵便物を底から完全に浮かせることが可能になりました。
床面に溜まった雨水で大切な書類が濡れる心配は、ほぼ解消されたと言えます。
また、見た目も郵便受けの色と調和しており、違和感はありません。
今後も創意工夫で、ご入居者様とオーナー様双方にご満足いただける快適な住環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。


